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絵画よもやま話

第40回「オルセー美術館展2010  蛇遣いの女」

2010年06月10日

現在、国立新美術館にて「オルセー美術館展 2010」が開催されています。モネ5点、セザンヌ8点、ゴッホ7点、ゴーギャン9点、ルソー2点をはじめとする絵画115点という豪華なラインナップであり、初来日する作品も約半数。この機会を逃したら、中々お目に掛かる機会も無いような作品が揃っております。

「ポスト印象派」というサブタイトルがついております。日本では一般的には「後期印象派」と呼ばれていることが多かったのですが、実際には印象派の後半期を表しているわけではなく、印象派に影響を受けた作家たちが新たな才能を発揮して新たな作品を生み出していったことから、「ポスト印象派」という呼び方に変化しているようです。

オルセー美術館作品は、ルーブル美術館と並び、当サイトでももっとも取り扱いの多い美術館の一つです。

今回のご紹介は アンリ・ルソーの「蛇使いの女」です。

アンリ・ルソーは1844年フランス マイエンヌ地方のラヴァルに生まれます。25歳からパリ郊外の関税局に勤める下級官吏としてパリの入口の門番を勤め、やがて趣味で絵を描き始めます。40歳を過ぎてから「アンデパンダン」展に出品をはじめ、ピサロやルダンにその作品を賞賛されますが多くの批評家や画商にはまったく認められませんでした。その後 退職して、バイオリン教師をしながら、アマチュア画家となりますが相変わらず絵は売れず、妻や子供も次々に亡くし、生活は苦しく辛いものでした。
しかしどんなに不幸に見舞われていてもその苦しみや悲しみを口にし、 感情をあらわにすることのない穏やかな人柄で、その人柄を表すように彼の絵に苦痛が生々しく表現されることはありませんでした。
詩人のアルフレッド・ジャリやギョーム・アポリネール、 ピカソやマリー・ローランサン、ブラックら 若い世代の画家達はルソーを 「無意識の天才」「自覚の無い前衛画家」と評価し「この黒は真似できない。」とゴーギャンは賞賛、ピカソは4枚のルソーの絵を終生手放すことはなかったそうです。

そんなアンリ・ルソーの晩年の傑作、幻想の一枚。「蛇使いの女」です。

オルセー美術館展2010 六本木の国立新美術館にて、展示期間は5月26日(水)ー8月16日(月)になります。

written by 名画.net


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