第34回「名画NETで扱うプリハード社複製画について2」
2008年09月15日
プリハード社の複製画は、原画を撮影したカラーポジ・フイルムを使って、絵画用キャンバスに刷ったものです。
材質的にも製法上も最も原画、原色に近い複製画ができるのが特徴です。
美術全集や画集などの同じ絵と比べて、色調の違いがあると指摘される場合があります。
印刷物は4ページとか8ページを一面に付けて印刷しますので、1点1点の絵のカラーポジの調子の微妙な違いを完全に調整することは困難です。プリハード社の複製画は1点の絵だけを印刷してゆきますので、厳密な色校正がなされます。プリハード社の複製画の方が紙に印刷された全集・画集よりも原画の色調に近いことは、間違いありません。
プリハード社の複製画では原画再現性の良さが、逆にお客様からのクレームの対象となることがあります。原画の「汚れ」や「ひびわれ」がそのまま複製されている場合です。ミレーの“晩鐘”やダ・ヴィンチの“モナ・リザ”などにその例がみられますが、これは「原画の状態そのまま」であるためです。また、多くの作品が30年前の原画のカラーポジ・フィルムのため、現存する原画よりも状態が良いこともございます。
「紙に印刷した複製画」を原画と同じような額に入れるためには「木枠に張った張キャンバス」の上に複製画を
張って額装しなければなりません。プリハード社の複製画は材質自体がキャンバスですから、そのまま木枠に張ってすぐ額に入れることが可能です。絵はやはり額装して原画の状態に近い形で鑑賞するのが理想的です。カレンダーに印刷してある絵でも、簡単なデッサン縁やポスターフレームに入れるだけで、ぐんと絵画に近づいて見栄えが致します。
また、額縁には保護のガラス・アクリルが入っているのが本来の形だと思っている方が多くおられます。
特別高価な絵の保護のために必要な場合はあるかもしれませんが、絵を鑑賞するためには本来ガラスはない方が
余計な反射が無いため、より良い形で鑑賞することが出来ます。
ちなみに、ルーブル美術館、オルセー美術館に展示されている数々の名画の中で、ルーブルのダ・ヴィンチのモナ・リザはガラスに保護されておりますが、それは過去にインクによるいたずらがあったなどの理由からで、他の作品にはガラスの装着されたものは見当たりません。弊社でのお取り扱いの複製画には、ご要望があった場合を除き、原則としてガラス・アクリルはお入れいたしておりません。その方が作品を美しくご覧いただくことが出来、ご家庭でも学校でも万一の事故の場合、危険も少ないこともあげられます。
山梨県立美術館所蔵のミレーの6点の絵をはじめ富山県立近代美術館のピカソ、岐阜県立美術館のルノアール、ルドン、熊本県立美術館のミロ、埼玉県立近代美術館のキスリングなど、美術館の許可、委託を受けて、複製画を製作、納入し、各館内で展示、販売されました。このことは学芸員という専門家の方々からプリハードが高い評価を得ている証明と云えます。
現在、900種類もの世界の名画のお取り扱いがございますが、今後は皆様のご要望にもお答えし、WEBに無い作品でも美術館の許諾を得て、ご購入できるように準備を進めております。
現在、お取引のあるルーブル美術館、オルセー美術館、ボストン美術館、ワシントン国立絵画館、フィラデルフィア美術館、プラド美術館をはじめ、他多くの美術館に交渉が可能です。お気軽にinfo@meiga.net までお問い合わせ下さい。

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ作
「ひまわり」のご購入はこちら ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵