美術館に足を運ぶのは特別なことになりがちです。もっと気軽にネットの上で美術鑑賞を楽しんでみませんか。また。このサイトではルーブル美術館でも販売されている複製画「ヘリオトワル」を購入することが出来ます。

絵画よもやま話

第32回「ミレー 種をまく人」

2008年09月01日

第32回「ミレー 種をまく人」

以前の名画よもやま話でも書かせて頂きましたが、名画NETで取り扱わせて頂いている絵画に、「種をまく人」が2つあります。一つはジャン=フランソワ・ミレーの「種をまく人」もう一つはゴッホの作品「種播く人」です。(区別をするために、このサイト上の翻訳ではゴッホの絵画は「種播く人」としています。)あのゴッホが模写の題材に選んだミレー「種をまく人」は、ボストン美術館、そして山梨県立美術館にあります。

山梨県立美術館にミレーの大作「種をまく人」がやってきたのは、今から30年前の1978年。1億700万円で購入されされました。当時はまたオイルショックも打撃も残っている時期であり、一地方の美術館である山梨県立美術館が1枚の絵にこれだけの金額を掛けることに賛否両論が巻き起こりました。

しかし、その後は入館者がうなぎのぼりに増え、未だにミレーをみるためにやってくる来館者が後を絶ちません。ミレーは労働の辛さと喜びを描いてる作品が多いためか、日本人にも人気が高く、山梨県立美術館の「種をまく人」の前にさい銭がおかれていたり、複製画が仏壇に飾られていたりというエピソードも伝わっています。

実際には、「種をまく」というモチーフは農業のことだけではなく、聖書に書かれているイエスの言葉から、イエスの考えを伝えていく(宣教)というような意味があり、キリスト教の背景があります。ある意味、神聖さを感じるのはそんなところからかもしれません。

山梨県立美術館では、11月4日に本館常設展示室は改修工事のため閉鎖し、来年1月6日に「ミレー館」として新たなオープンするそうです。山梨県立美術館所蔵のミレー作品は、名画NETでも複製画を購入できる「種をまく人」を初めとして、「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」「」「「ダフニスとクロエ」など10点以上のミレー作品があります。芸術の秋、世界の名画を観に足を運んでみられては如何でしょうか。

参考資料:日本経済新聞、山梨県立美術館web

written by 名画.net


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