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パスキン(1885~1930)

ブルガリア出身のパスキンは、フォーヴィスムが興った1905年、二十歳の年にパリに出てきます。その後、アメリカの国籍を得、結婚もした彼は大戦終結とともに1920年の秋、再びパリに戻ってきます。
パリでの彼の生活は、快楽と退廃、そして自虐の日々でした。モンマルトルやモンパルナス界隈で夜の帝王として大騒ぎするうちに、画家としての評判が高まるのとは裏腹に、破滅への道が始まります。1930年6月、血に染まった浴槽で手首を切り、首をくくったパスキンが発見されます。ドアに血文字で残されていたのは、友人の妻であり、愛人であったルーシーの名でした。「さよなら、ルーシー」(ADIEU LUCY)。

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